Wi-Fi中継機

最近のWi-Fi(無線LAN)アクセスポイントは、IEEE802.11acの採用もあって非常に高出力になり、普通の家ならそれ1台あれば事足りるようになってきています。

しかしながら設置場所の制限や壁・家具の配置や素材などによって、どうしても電波の死角になってしまう箇所がある場合もあります。我が家もそんなに広くないにもかかわらず死角があります。

ということでWi-Fi中継機なるものを過去に導入しました。アクセスポイントにバッファローのものを使用しているので、中継機もバッファローWEX-1166DHPを購入しました。

今回とある事情で中継機が不要となり手放すことになりましたので、その前に使用感のレビューを書きたいと思います。

詳細はバッファローの製品ページをご覧いただければ、そちらの方が正確で分かりやすいと思います。ここでは製品ページに記載がない、使用してみなければ分からない使用感に限定して記載していこうと思います。

 

パッケージと付属品

パッケージはこんな感じです。

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付属品は据え置き用のスタンドと電源コード、取扱説明書のみです。この商品は壁のコンセントに直接設置ができるので、我が家ではこれらの付属品は使用していません。

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設置状況

廊下の壁のコンセントに直で設置しています。

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アンテナの角度を調整することもできます。平面に電波を広げたい場合は写真のようにアンテナを垂直に、上下に(2階や3階に)電波を広げたい場合はアンテナを水平にすると良いようです。

本体の左側には電源ボタンと周波数の切り替えスイッチがあります。

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電波レベルの改善

お恥ずかしいですが、我が家の間取りは以下のようになっており、赤色の●がアクセスポイントの設置場所、黄色の●が中継機の設置場所です。

 

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中継機の設置前後で、電波の強度を測定してみます。測定にはI-OデータのWi-Fiミレルというアプリを使用します。

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いかがでしょうか。アクセスポイントから離れた部屋の電波環境が劇的に改善されています。IEEE802.11acにも対応していますので、通信速度も十分に速いです。

 

全体的な使用感

初期設定やその後の設定はブラウザーを通してPCやスマホから設定できます。アクセスポイントの設定ができた方ならそれほど迷わずに設定可能だと思います。初期設定に関してはWPSボタンでの設定も可能です。もちろん他社のアクセスポイントとも接続可能です。

1点だけ設定時に混乱したことがあります。我が家ではMACアドレスで接続デバイスのフィルタリングをしているのですが、中継機にも同様の設定を行う必要があります。また親機(アクセスポイント)には中継機のMACアドレスを、中継機には親機のMACアドレスを登録してやる必要があります。よくよく考えたら当たり前のことなんですがね。

また、アクセスポイントと中継機で共通のSSIDを設定できるのですが、アクセスポイントから中継機への切り替えに短い時で十数秒、長い時で数分要します。それが我慢できないという方は、アクセスポイントと別のSSIDを設定することもできますので、そうして手動で切り替えた方が良いかもしれません。

2年以上前の古い製品ですが、まだまだ現役で売られてますし、価格も6,500円程と気軽に買える金額ですので、Wi-Fiの電波環境にお悩みの方は導入されてみてはいかがでしょうか。